『舟屋雛まつり』京都加茂春を探しにそぞろ歩き
2009年 03月 03日
最近ちょっと暖かい日が続いていたので、
あ、もう冬も終わりかな、なんてうかれていたら!
「オシャレさんは薄着でゴーやで!」と家を飛び出したかのん、
半べそで家に着替えに帰る羽目になりました。
さむい~~~~!!!
まさに寒の戻りであります。
そういえば『お水取り』のあたりは毎年寒さが戻るんだっけ。
今日はご近所の「加茂」に「お雛祭り」を見に行きました!
2009年2/28(土曜日)~3/3(火曜日)
午前10時~午後4時
なつかしの木造町屋造りが立ちならぶ舟屋界隈
(加茂駅東側ちかく)にてひらかれた『舟屋雛祭り』。
古いものや新しいもの、手作りのものや、アーティストさんの作品としての「雛人形」を
街を歩く皆にも見てもらいましょう、というお祭りでしたv
「春ブレンドを用意しています」との『珈琲豆 凛(りん)』さんのお誘いに
街歩き大好きのかのんが行かない手はございません♪
寒いですよ、との予報どおり・・・・・・・見えますでしょうか、雪です。
ころころに着込んで通りに立てば、それでもあちこちに春色のノボリが立っています。
聞くとこののぼりの立っているところは「お雛様を公開していますよ」という
印なんだそうで。
個人宅、個人店、皆さん趣向を凝らしてお雛様を公開しておられてます。
中には「ふるまい」をくださるところも・・・。
図々しくかのんも「にゅうめん」と、別所では「おぜんざい」を頂きました。
本当に芯から冷えた体にしみわたる~~~!!
こんな悪い天気に歩いているのはかのんだけかしら、と思いきや
年配のご夫婦、カメラ片手のお父さん、ご近所周りの奥様方などで
通りは結構な賑わいでした。
お宅の庭先に小さな雛人形が飾ってあったり、
引き戸がちょっとだけ開いてて、その隙間から伺ってみたり、
お店の商品とともにがっつり営業しながら七段飾りがあったり。
こちらは昭和10年との表記。
暗いのが残念ですが、お堂に鎮座しておられます。
お家のお父さんに「写真撮ってもいいですか?」ってお伺いしたら
「いいよいいよ!いっぱい撮ってね!」なんて
ほんとに素朴な反応・・・w
奥から「これ、うちが新聞に載った時のやつ!」なんて記事をわざわざ持ってきてくれたり。
なんて温かいんでしょう。
古いものはお顔が欠けてたり、お着物がつくろってあったり、
「ほんとは7段あるんだけどね」なんて苦笑しながら
お内裏様とお雛様だけのおうちもあったけど、
共通していえるのは「春を迎えられる幸せ」がみんなの表情の端々に見て取れる事。
「今日は寒いね」
「お水取りが終わるまで気は抜けないね」
「お雛様うれしそうだね」
そんななんでもない会話が、知らない人同士笑顔で交わされる
この温かい素朴なお祭りがいつまでも続けばいいな、と思いました。
最後に訪れた『珈琲豆 凛』さんでとんでもない大発見が!
「ペリーが来た頃のものだって聞いてます」
えええええええ~~~~!!!
勿体無いのでお内裏様とお雛様それぞれアップで。
お内裏様が「向かって右側」であることにご店主らしさを感じました。
(そう、「左大臣」も向かって右側なんですよね)
マイミク「雪ころちゃん」の手作り雑貨に囲まれ、
焙煎珈琲の豊かな香りにつつまれて
お雛様もなんだか幸せなお顔に見えたのでした。
2009.3.3 かのん
「今日のプラスワン」
どうやらお風呂が大好きらしい。